愛犬の目やにの黒い塊はどうやったら取れるのか、取り方にお悩みのあなたへ。
我が家の愛犬も、以前はカピカピの黒い塊が付いていて、なかなかキレイに拭き取れず悩んでいましたが、ローションでふやかして取る方法を試してからはスルッと取れるようになりました。
最初は嫌がって取らせてくれない愛犬も、今では素直に目元を拭かせてくれるので、キレイな目元をキープできます。
当記事では、目やにの黒い塊の取り方の詳細から、取らせてくれないときの対処法、目やにを取りやすくするローションやコームのおすすめまで解説します!
犬の目やにの黒い塊の取り方
犬の目やには時間が経つと黒い塊になって、カピカピでちょっとやそっとでは取れなくなってしまいます。
黒い塊を取るには、次のように行いましょう。
犬の目やにの黒い塊を取る準備
- 蒸しタオル
- コーム
- コットン、ウェットシート
- 拭き取りローション
犬の目やにの黒い塊は、次の手順で拭き取ります。
- 目やにの黒い塊に蒸しタオルを当ててふやかす(拭き取りローションをたっぷり湿らせてもOK)
- 黒い塊がふやけたら、濡れたコットンなどで挟んで拭き取る
- がっつり固まっていたら、ふやけた状態でコームを通すと取りやすくなる
- コームが目に当たらないよう、目とは反対方向に動かすこと
- 大きな塊を取り除いたら、残りの目やにをきれいに拭き取る
目やにの塊をそのまま取ろうとすると、毛の根本を引っ張ることになり、愛犬の皮膚にダメージを与えてしまいます。
そのため、ふやかす手間をかけると毛の根本から浮きやすくなるため、面倒でもきちんとふやかしてあげましょう。
目やにの黒い塊が取れた後は、また大きな塊ができないように、毎日こまめに拭き取ってあげることが大事です。
ここまで、犬の目やにの黒い塊の取り方を解説しましたが、嫌がって目やにを取らせてくれないワンちゃんもいますよね。
そんなときの対処法をお伝えします。
犬が目やにを取らせてくれないときの対処法
犬が目やにを取らせてくれないときの対処法として、5つの方法があります。
1.ごほうびをあげる
急いで目やにを取りたい場合、ごほうびのおやつをあげましょう。
我が家では、目やにを拭くのに慣れるまでしばらくおやつで釣っていました。
終わったあとにも、思いっきり褒めながらおやつをあげると、「我慢したらおやつがもらえる」と思って頑張ってくれるようになりますよ。
2.ワンちゃんの後ろから拭く
犬の真正面から手を伸ばすと、「何をされるのか」と警戒する犬が多いため、犬を後ろから抱っこするような感じで拭くと怖がられないですよ。
リラックスした状態のワンちゃんに声をかけながら、後ろから顎を上に向かせるようにすると、目やにが取りやすくなります。
3.全身をタオルで包む
激しく暴れるワンちゃんの目やにをどうしても取りたいとき、全身をタオルで包んでしまうと暴れられません。
小型犬や子犬など、小さなワンちゃんにしか使えない技ですが、1人は包む係、1人は拭き取る係と、2人がかりだとさらに拭き取りが楽になりますよ。
ワンちゃんによっては、嫌な記憶が残る可能性もあるため、拭き終わったら褒めてご褒美をあげましょう。
我が家の愛犬は、小さな頃からタオルケットに包むと喜ぶタイプだったので、お気に入りのタオルケットに包み、抱っこすると気持ちよさそうにしていました。試す価値はあると思いますよ!
4.高い台に乗せる
トリミングサロンのような高い台に乗せると、ワンちゃんも逃げ場がないため、静かになりやすいです。
犬が落下しないよう、できれば1人支える人がいると安心ですよ。
我が家では、子どもの作業用のちょっとしたテーブルを利用していますが、意外と高さがちょうどよく便利なんです。
シックな色もあるため、インテリアから浮きませんし、使わない時は畳んでおけるので1台あると活用できておすすめです。
5.普段から体や顔に触る
普段から体や顔に触られることに慣れないと、当然目やにを拭くのも嫌がります。
一気にやろうとするのではなく、犬とコミュニケーションを取りながら触られることに慣れてもらいましょう。
体に触られることに慣れてくれると、ブラッシングや歯磨きなど、日々のケアも楽になるため、ちょっとずつ頑張りましょう。
ここまで、犬が目やにを取らせてくれないときの対処法をお伝えしてきましたが、そもそも愛犬の目やにに黒い塊ができるのはなぜでしょうか。次に解説します。
犬の目やにに黒い塊ができるのはなぜ?
愛犬の目やには元々黒くなかったはずなのに、気が付くと黒い塊になっているのは目やにに含まれる分泌液や老廃物、ホコリなどが混じって乾燥したためです。
目やにの成分
ムチンを主とする粘液、涙、血管から漏れた血液の細胞、瞼からの老廃物、ホコリなど
健康であれば、涙はまばたきすると目頭にある排泄用の穴に流されます。ですが、鼻涙管の異常やアレルギーなどで涙が上手く排出できないと、目から涙が溢れて目やにが増える原因に。
目の表面に異物が多く付いたとき、それを排除しようとして目やにが増えるのは正常ですが、目やにが目に見えて増えた場合にはかかりつけの獣医に相談してみましょう。
犬の目やにの塊ができる原因をお伝えしましたが、目やにの黒い塊はさまざまな成分が固まっているため、目やに取りのローションを使うと、よりスルッと取れやすくなりますよ。
次に、犬の目やに取りローションおすすめをご紹介します。
犬の目やに取りローションおすすめ
犬の目やに取りローションは、目の周りを拭き、残った成分を舐めることもあるため、目に入っても大丈夫な天然成分を選びたいですよね。
市販の目やに取りローションはたくさんあるのですが、天然成分100%でできており、拭き取り力も満足できるものはペットクールという商品だけです。
ペットクールは100%自然水を分解して作られているため、余計な添加物が一切含まれていません。
全身用のボディーケアができるため、目やにだけでなく散歩後、口周りなどいつでも使えるのも良いところです。目やに、黒い塊を取ったのが下の画像です。しっかり塊で取れていますよね!
ペットクールをコットンにスプレーして、目やにを拭き取るだけなので手先が器用じゃない方にもおすすめです。
また、目やに対策ローションは手作りすることもできるんですよ。
犬の目やに取りローションのおススメをお伝えしましたが、細かい部分を梳かすコームのおススメも一緒にご紹介しますね。
犬の目やに取りコームのおすすめ
犬の目やにを取るときに使用するコームは、目が細かいものがおすすめです。
塊の部分で引っかかってしまうため、真っ直ぐの形が目に入らず安心。
我が家では、目やに取りにはグルーミング用のコームを使用しています。左側のように、目が細かいと使いやすいですよ。
コームはカットや毛玉取りにも使えるため、一本は持っておくのがおすすめです。
犬の目やにに関するQ&A
犬の目やにに関するQ&Aを解説します。
1.犬の目やにの白い粘りは何?
犬の目やにの白い粘りは、分泌液や目からの粘液が固まったもののため、心配はいりません。
そのままにしておくと、ガチガチに固まってしまうため、こまめに拭き取ってあげましょう。
2.老犬の目やにの取り方はどうする?
老犬になると体の水分量が減少し、涙の水分量も減少するため、ベタベタした目やにができやすくなります。
こまめにクリーナーなどを使用して湿らせたコットンで拭くと、ベタベタの目やにも取れやすくなりますよ。
犬の目やにの黒い塊の取り方ーまとめ
犬の目やにの黒い塊は、涙やや粘液、老廃物、ホコリなどが固まってできたものです。
目やにの塊は、ふやかして拭き取るのが効果的。クリーナーやローションを使うと効果的に拭き取れます。
目やにを取らせてくれないときは、ご褒美をあげたり、後ろから拭いたり、ワンちゃんの抵抗を減らすのがポイントです。
目やにを放置しておくと、涙やけになりやすくなるため、こまめに拭き取るのを習慣にしましょう。
目やにが多くて涙やけに悩む場合は、ドッグフードを変えるのが効果的な場合も。