新しいドッグフードに切り替えて下痢や軟便になったらどうしようと心配なあなた。
私の愛犬も下痢しやすい犬なので、ドッグフードの切り替えにはかなり気を使いましたが、下痢したり食欲が低下したりしたこともあります。
私の経験から、ドッグフードの切り替えで失敗しないためには、切り替え期間に余裕を持ち、うんちの状態をチェックしてあまりコロコロと変えないことが重要です。
当記事では、ドッグフードを切り替えて下痢や軟便にならないための対処法、切り替え方法の詳細から、食べないときや下痢しやすい犬のドッグフードの選び方までご紹介します。
ドッグフードを切り替えると下痢や軟便の可能性あり!原因は3つ
ドッグフードの切り替えで下痢や軟便になる原因は、主に3つです。
- 消化器が敏感に反応する
- ストレス
- 食物アレルギー、不耐症
ドッグフードの切り替えで下痢する理由の1つ目の消化器の敏感な反応ですが、犬は人間と違い、いつも同じフードを食べています。
ドッグフードが変わると腸内環境への成分や酵素も変わり、消化器に負担になるため、お腹が敏感な犬だと下痢や軟便になるのです。
ドッグフードの切り替えで下痢する理由の2つ目として、ストレスがあげられます。
変化に敏感な犬の場合、いつもと違うドッグフードが出てきたことに不安やストレスを感じてしまうことも。
ドッグフードが変わるストレスが下痢を引き起こすことが考えられます。
ドッグフードの切り替えで下痢する理由の3つ目は、食物アレルギー、不耐症です。
新しいドッグフードに含まれる成分に対してアレルギー反応を示し、下痢になることも。
一般的にアレルギーになりやすいのは穀物、肉、魚、乳製品などがあります。
ここまで、ドッグフードの切り替えで下痢や軟便になる原因をお伝えしてきましたが、次に下痢しないための対処法をお伝えしますね。
ドッグフードの切り替え方法のポイントは3つ!期間は2週間が目安
ドッグフードの切り替え方法のポイントは次の3つです。
ドッグフード切り替えのポイント1つ目は、時間をかけてフードを切り替えることです。
1週間を目安にしているメーカーもありますが、お腹が弱いワンちゃんは2週間かけるのが理想です。
日にち | ドッグフードの割合 |
初日~2日目 | いつものフード:新しいフード=9割:1割 |
3日目~5日目 | いつものフード:新しいフード=7割:3割 |
5日目~7日目 | いつものフード:新しいフード=5割:5割 |
7日目~10日目 | いつものフード:新しいフード=3割:7割 |
10日目~14日目 | いつものフード:新しいフード=1割:9割 |
15日目 | 新しいフードだけ |
上記のようにゆっくり切り替えていくと、愛犬の消化器への負担やストレスが少ないため、下痢の可能性を減らせますよ。
ドッグフード切り替えのポイント2つ目は、うんちの状態を見て調整することです。
2週間を目安に切り替えていっても、愛犬の負担になっていれば便が柔らかくなってきます。そのときは無理せず、元々のドッグフードに戻してあげましょう。
うんちの状態が元通りで、愛犬が元気になったら再びドッグフードの切り替えを再開しましょう。
そのときは一気に元の時点に戻すのではなく、1日ずつでも良いので段階を踏んで元の切り替えの状態にまで調整すると良いですよ。
ドッグフード切り替えのポイント3つ目は、コロコロとドッグフードを変えないことです。
愛犬に合うものを求めて色々なドッグフードを試し続けると、常にフードが変化している状況になり、愛犬のストレスが増加してしまいます。
コロコロドッグフードを変え過ぎるのは避けましょう。
我が家の愛犬はもともとお腹が弱いため時間をかけて切り替えているのですが、コロコロとドッグフードを変え続けたときに下痢してしまいました。
少しでも愛犬に良いドッグフードを食べさせてあげたい、合うものを探してあげたいという一心で、合いそうなドッグフードを試し続けたところ、3回目くらいで下痢に。
そこからは、時間をかけてドッグフードに慣らし、一回ドッグフードを変えたら、次のフードを試すまで1カ月は空けるようにしています。
ここまで、ドッグフードを切り替えて下痢しない方法をお伝えしましたが、そもそも食べてくれないワンちゃんもいますよね。
次に、ドッグフードを切り替えて食べてくれないときの対処法をお伝えします。
ドッグフードを切り替えて食べないときはどうする?
ドッグフードを切り替えて、愛犬が食べてくれないときの対処法は次の3つです。
- 切り替え期間を伸ばす
- 食欲を刺激する工夫をする
- トッピングしすぎない
愛犬がドッグフードを切り替えて食べない場合の対処法1つ目は、切り替え期間を伸ばすことです。
ドッグフードを食べないワンちゃんは、警戒心が強い、偏食の場合が多いでしょう。
じっくりと時間をかけて、新しいフードへの警戒心をほぐしていきます。
愛犬がドッグフードを切り替えて食べない場合の対処法2つ目として、食欲を刺激する工夫をしてあげましょう。
ぬるま湯でふやかして風味をアップしたり、食べやすい大きさに割ってあげたり、鶏ささみのゆで汁を少しかけてみたりすると食欲が増進しますよ。
愛犬がドッグフードを切り替えて食べない場合の対処法3つ目は、トッピングしすぎないことです。
たまにゆで汁をかける程度であれば良いですが、毎食トッピングして食欲を増進しようとすると、「食べなければ毎回違うものを振りかけてくれる」と学習し、結局食べなくなってしまいます。
食べたときにしっかり褒めるなどして、ワンちゃんにご褒美を与えてあげるのがおすすめですよ。
トッピングに頼り過ぎないようにして、切り替えのストレスであまりにも食べない場合は、一度元のフードに戻してもよいでしょう。
ここまで、ドッグフードを切り替えても食べない場合の対処法をお伝えしましたが、食べてくれても合わない場合も。
次に、ドッグフードが愛犬に合わないとどうなるのか、解説します。
ドッグフードが合わないとどうなる?
ドッグフードが合わない場合は、下痢だけでなくさまざまな症状が発生します。
- 毛艶が悪くなる
- 目やに、涙やけがひどくなる
- 体臭がきつくなる
- 皮膚炎になる
ドッグフードの切り替えと同時期にこれらの症状が出た場合は、切り替えたフードが合わないと考え、元のドッグフードに戻しましょう。
切り替えたドッグフードと合っているドッグフードの成分表示を見比べて、合わないフードにだけ入っている成分は必ず控えて、今後も避けるようにしておくと安心です。
成分表示が多すぎて、何が合わないのか分からない場合、症状が酷い場合はかかりつけの動物病院に相談するのも手です。
我が家の愛犬は、はっきりとしたアレルギーはありませんが、ドッグフードが合わず涙やけが酷くなり、体臭・口臭がきつくなったことがあります。
我が家の愛犬のドッグフード切り替え失敗談
避妊したばかりだったため、成分をあまり確認せず「避妊去勢した犬用」というホームセンターで購入したドッグフードをあげ始めて2か月くらい経って、何か変だと思い始めました。
そこから成分表示の必要性を感じて改めてチェックすると、穀物や人口添加物が多く、動物性たんぱく質も何か分からないようなフードだったことが分かり、何も考えていなかった自分にショックを受け、愛犬に申し訳なくて仕方なかったです。
そこからは、できるだけシンプルな成分で、人工的な添加物が入っていないドッグフードを選ぶようにしています。
ドッグフードをしっかり選んでいるため、その後は涙やけや体臭、口臭もなく過ごせていますよ。
ここまで、ドッグフードが合わないとどうなるのかを解説しましたが、切り替えに失敗した感じたら、どうするのが良いのでしょうか。
次に、ドッグフードの切り替えに失敗したときの対処法をお伝えしますね。
ドッグフードの切り替えが失敗したらどうする?
ドッグフードの切り替えが失敗したときは、愛犬の体調を優先して、元のドッグフードに戻しましょう。
元のドッグフードに対して、なんらかの不満があるため切り替えにチャレンジしたとしても、愛犬がさらに体調を崩しては元も子もありません。
もったいないですが、選んだドッグフードは愛犬に合わなかったと潔く諦めて、体調が落ち着き、しばらく経ってから、次のドッグフードを試してみてください。
ただ、ドッグフードも安くはないため、最初から愛犬に合ったドッグフードを選んであげたいですよね。
次に、下痢しやすいワンちゃんでも食べやすい下痢しにくいドッグフードの選び方をご紹介します。
下痢しやすい犬のドッグフードの選び方
下痢しやすい犬の場合、消化吸収が良いドッグフードを選んであげましょう。
犬にとって消化が良い動物性たんぱく質が豊富で、逆に消化しにくい穀物が少ないグレインフリーや小麦グルテンフリーがおすすめです。
また、人口添加物が多かったり、何が使われているのか原材料が不明瞭だと我が家の愛犬のように体調が悪化する原因になるため、不要な添加物がなく、原材料がはっきりしたものがベスト。
下痢しやすいワンちゃんの場合、お腹の調子を整えるために乳酸菌やオリゴ糖などが配合されていると、さらに良いですね。
下痢しやすいワンちゃんのために、お腹に優しいドッグフードの選び方やおすすめをくわしく解説していますので、よければご覧になってください。
>>下痢しやすい犬のためのお腹に優しいドッグフードおすすめ5選はコチラ
ドッグフードの切り替えで下痢ーまとめ
ドッグフードの切り替えで下痢や軟便になる原因は消化管が反応すること、ストレス、食物アレルギーの3つです。
対処法として、2週間の期間をかけて切り替え、うんちの状態を見て調整すると有効です。
コロコロとドッグフードを変え過ぎないことも大事。
また、ドッグフードを切り替えて愛犬が食べてくれない場合は時間をかけたり、食欲を増進する工夫をしてみましょう。
下痢しやすいワンちゃんは、消化吸収が良く、腸内環境への配慮があり、原材料が明確で不要な添加物がないフードを選びましょう。