ドッグフードの賞味期限が半年切れたけれど、どうしたら良いかお困りのあなたへ。
私も以前購入したドッグフードを忘れたまま、賞味期限が切れておりどうしたら良いか困ったことがあります。
犬は人間と違い、味が変でも伝えられないので、未開封でも開封後でも捨ててしまう方が安心です。
当記事では、賞味期限が半年切れたドッグフードを捨てた方が良い理由の詳細を、未開封と開封後の場合に分けてお伝えします。また、賞味期限の見方や保管方法なども解説していきます。
ドッグフードの賞味期限が半年切れたときの対処法
ドッグフードの賞味期限が半年切れた場合の対処法を未開封、開封後の場合に分けておつたえしますね。
基本的には、半年切れた場合は捨てるという対処法が最も安全です。
1.未開封の場合
ドライタイプのドッグフードは、基本的に未開封の状態で賞味期限が設定されています。
賞味期限とは、美味しく食べられる期間のことで、消費期限と違い「安全に食べられる期間」ではありません。
そのため食べることは可能ですが、食た後の保証はありません。ワンちゃんの健康を考えるのであれば食べさせないでおきましょう。
賞味期限を過ぎたドッグフードを食べない方が良い理由
- 脂分が酸化する
- カビや虫が発生するリスクがある
ドッグフードはオイルの香りづけや、オメガ3脂肪酸など必須脂肪酸といった脂分を含んでいます。
未開封であってもドッグフードの袋には温度差に対応できるように空気孔が開いているため、少しずつ脂分が酸化しているのです。
また、保管状況によってはカビや虫が発生するリスクがあります。
梅雨の時期やジメジメした場所で保管していた場合などは特に危険が高まりますよね。
そもそも自分は賞味期限が半年切れた食べ物は未開封でも捨てるのに、犬には食べさせるという選択肢はあり得ません。
2.開封後の場合
開封後のドッグフードの賞味期限が半年過ぎてしまった場合はどうしたらよいでしょうか。
この場合も、もちろん捨てましょう。
未開封の場合と違い、開封したドッグフードは開けた瞬間からどんどん酸化が始まっています。
開封後のドッグフードは基本的に1カ月以内を目安に食べ切ることがほとんどのメーカーから推奨されています。
開封してしまうと、湿度や温度の影響が大きくなるため、半年も賞味期限が切れたドッグフードは中身を確認するまでもありません。すぐに捨てましょう!
開封して半年賞味期限が切れるまで放置していたのは、そもそも理由があるはずです。
買ってみたけれど愛犬の食いつきが悪かった、成分が気に入らなかったといった不満があるドッグフードの場合は、そのまま置いておいても、再び必要になることはないはず。
我が家で賞味期限が切れたドッグフードも「高いけれど食いつきが良くない」ものでした。
もったいないと思い、未練がましく捨てられなかったのですが、さすがに半年経つと諦めて破棄できましたよ。
もったいない気はしますが、愛犬には相性が悪いドッグフードだったと思い、捨てた方が安全です。
ここまで半年賞味期限が切れたドッグフードの対処法をお伝えしてきましたが、基本的な賞味期限の見方を確認しておきましょう。
海外製のドッグフードだと、日本製とは表示が異なるため、間違って確認してしまうと元も子もないからです。
ドッグフードの賞味期限の見方
ドッグフードの賞味期限は、袋の上部や端に記載されています。
日本製のドッグフードの場合は、日本語で「賞味期限○○.○○.○○.」と記載されているので、すぐに分かります。
海外製のドッグフードの場合は「BBD○○.○○.○○.」と記載されていることが多いです。
「日/月/年(西暦)」のように表示されているので、見方を覚えておけば賞味期限切れ?という心配がなくなりますよ。
賞味期限の見方が分かっていても、正しく保管できていないとドッグフードの劣化が進んでしまいます。
そこで、正しいドッグフードの保管方法を次にお伝えしていきますね。
ドッグフードの保管方法は?
ドッグフードの保管方法は、未開封では冷暗所、開封後は小分けパックやフードストッカーに入れるのがおすすめです。
1.未開封の場合
未開封のドッグフードは、劣化を防ぐため、常温のできるだけ湿度が低い冷暗所に保管しましょう。
ドライフード、ウェットフード、セミモイストフード、どの場合でも冷暗所がおすすめです。
2.開封後の場合
開封したドッグフードは劣化が進むため、できるだけ空気に触れさせない工夫が必要です。
大袋であれば、1日分、1週間分といった感じでジップロックのような袋に小分けにするとよいでしょう。
また、800gなど小さい袋の場合は、フードストッカーに入れて冷暗所に保管すると良いですね。
3.食べ残しは冷蔵庫で保存した方が良い?
ドッグフードの食べ残しは冷蔵庫で保存した方が劣化が進まないと考える方もいるかもしれません。
確かに湿気や温度差からドッグフードを守れますが、食材の匂い移りやカビの可能性もあるのです。
理由は、ドッグフードを与えるときに冷蔵庫と室温の差から結露が生じて、その水分からカビが生えやすくなるためです。
常温の温度差が少ないところで保存する方がよいですね。
また、ウェットフードが基本的に冷蔵保存になっていることには注意しましょう。
ここまでドッグフードの保管方法についてお伝えしてきましたが、うっかり賞味期限を切らしてしまうこともありますよね。
数日など、少しだけ賞味期限が切れたドッグフードはいつまで食べて良いのか、解説します。
賞味期限切れのドッグフードはいつまで食べて良い?腐る?
賞味期限はメーカーが製品の品質を保証する期間です。賞味期限が切れた後も、すぐに腐るわけではありません。
賞味期限が少し切れたくらいであれば、ドッグフードはまだ安全に食べることができる場合があります。しかし、臭いや見た目に異常がある場合は安全のために使用を避けましょう。
賞味期限がかなり切れていたり、パッケージや容器に異常がある場合は、ドッグフードが劣化している可能性が高いので、食べさせないようにしましょう。
飼い主さんの判断になりますが、お腹の弱いワンちゃんは避けた方が良いですね。
我が家の場合は、お腹を壊しやすいため、食べさせません。下痢や血便になったら病院代の方が高くつきますし、嫌な処置をされて可哀想だからです。
愛犬の健康状態を基準に判断するとよいですが、腐ってはいなさそうだけど、劣化しているのかも、と迷うこともありますよね。
次に、ドッグフードが劣化したらどうなるのか、解説します。
ドッグフードが劣化したらどうなる?
ドッグフードが劣化すると、風味や栄養価が低下し、微生物が繁殖するため、不快な匂いと味に変化します。
私は賞味期限が数カ月切れたドッグフードを試しに食べてみたのですが、どことなくツンとした香りで後味が酸っぱい気がしたので、これは無理!と思ってすぐに捨てました。
ドッグフードを開封したとき、一度味見しておくと味の違いが分かりやすいですよ。
ドッグフードの賞味期限切れに関するQ&A
ドッグフードの賞味期限切れに関するQ&Aをお伝えします。
1.賞味期限切れのドッグフードは寄付できる?
ドッグフードを寄付できる団体であっても、何でも寄付できるわけではありません。
賞味期限切れ、開封済みのドッグフードを募集している団体は確認できませんでした。
潔く破棄した方がよいでしょう。
2.ドッグフードの賞味期限の設定とは?
ドッグフードの賞味期限は、メーカーが製品の品質を保証する期間です。賞味期限は一般に製造日から数ヶ月または数年と設定されています。
賞味期限は製品の品質が劣化する前に設定されているため、切れた後もすぐに腐るわけではありませんが、できれば期間内に食べきるようにしましょう。
3.ドッグフードの賞味期限が間近なとき、どうしたら良い?
ドッグフードを一気に消費したいとき、おすすめなのはドッグフードと愛犬の好きな肉や野菜を混ぜたワンちゃん用ケーキを作ることです。
ワンちゃんの喜ぶ顔が見られますし、大量に消費できますよ。
ドッグフードの賞味期限が半年切れた!ーまとめ
ドッグフードの賞味期限が半年切れた場合、未開封でも開封後でも破棄しましょう。
なぜなら、フードの脂分が酸化したり、微生物の繁殖が進んだりするため、味だけでなく体調の保証がされないためです。
賞味期限の見方は、日本製と海外製では表示の仕方が異なるため注意が必要です。
開封後は小分けパックやフードストッカーで保管し、1カ月を目安に食べきるようにしましょう。
新しくドッグフードを試したいときは、サンプルや試供品を利用して食いつきをチェックするのもおすすめですよ。