愛犬が食べてはいけないものに魚は含まれるのか、お悩みのあなたへ。
私も以前、魚は食べても大丈夫だと思っていたのですが、その思い込みは間違いでした。
塩分が多過ぎたり、食中毒の原因になったりする魚もあり、食べてはいけない魚もたくさんあったのです。
愛犬が安心して食べられる魚はまぐろやたら、たいなどがありますが、加熱して与える必要があります。
当記事では、犬が食べてはいけない魚や食べられる魚、魚のおすすめレシピ、誤って焼き魚を食べたときの対処法まで、くわしくお伝えします!
犬が食べてはいけない魚・食べられる魚は?
動物性たんぱく質のため、犬にとって良いと思いがちな魚ですが、食べてはいけない魚もあるので注意が必要です。
1.犬が食べてはいけない魚
犬が食べてはいけない魚は6種類あります。
いか・たこ
2.えび・かに
3.うに
4.ししゃも・しらす
5.わかめ
6.ほたて・かき
1つ目のいか・たこは噛み切れないため、消化に悪く嘔吐や下痢の原因になることも。犬には食べさせないようにしましょう。
犬が食べてはいけない魚の2つ目であるえび・かには、殻を誤食する可能性があり、犬にとっては消化が悪いため、食べてはいけません。
3つ目のうには、腎臓に負担がかかるリンが多く含まれるため、与えないでください。
4つ目のししゃも・しらすは塩分が多いため、犬の健康を害する可能性が。ちりめんじゃこも同じように塩分が多く、避けてくださいね。
犬が食べてはいけない魚の5つ目のわかめは食物繊維が豊富なのですが、犬にとっては多すぎるため、消化しきれません。下痢や軟便の可能性があるため、避けましょう。
6つ目のほたて・かきは生で食べると消化器官にトラブルを起こすこともある食材です。また、人間用の加工食品のほたては塩分が多過ぎですし、貝殻を誤食する可能性も。
注意点が多く危険なため、与えない方が安全です。
ここまで犬が食べてはいけない魚についてお伝えしてきましたが、気をつければ食べられる魚もあるので、次にお伝えしますね。
2.犬は食ベられるが注意が必要な魚
犬が食べられるけれど、注意が必要な魚は9種類です。
ぶり
2.うなぎ
3.ひじき
4.のり
5.さば
6.さんま
7.あじ
8.かれい
9.かつお
ぶり、うなぎは脂分が多いため、カロリーが高すぎます。うなぎは小骨が入っていたり、調味料が多く使用されていたり、危険が高いため、白焼きを一口与える程度に留めた方がよいでしょう。
注意が必要な魚の3つ目であるひじきは、カルシウムが豊富ですが、犬にとってはうまく吸収されません。加熱して味付けしていないものを細かく刻み、小さじ1杯程度であれば1日に与えてもよいでしょう。
海苔は口の中でくっつきやすいため、喉に詰まらないよう注意が必要です。味付けのりは塩分が多いため、味のない焼き海苔を細かくして少量与える程度がおすすめ。
また、さばやさんまは傷みが早いため、新鮮なものを小骨を取り除き、塩分を使わないで調理した後に少量与えるとよいですね。
あじは小骨が多いため、与える際には注意が必要。また、干物は塩分が多いため避けてください。
かれいは高たんぱく、低脂肪で犬の消化にも良い魚ですが、小骨が多いため、与える際は注意が必要です。
かつおは骨が小さく、生だと寄生虫や食中毒の危険性があるため、必ず加熱すること、また骨には注意が必要ですが、低脂肪で低カロリー、高たんぱくなため、積極的に与えたい食材でもあります。
ここまで犬に与えるには注意が必要な魚についてお伝えしましたが、小骨や塩分が多い魚は基本的に注意が必要だと覚えておくと良いですよ。
では、犬が食べられる魚について次に解説します。
3.犬が食べられる魚
1.まぐろ
2.さけ
3.たい
4.たら
犬が食べられる魚の1つ目はまぐろです。高たんぱく、低脂肪のため、新鮮であれば生でも与えることが可能。気になる場合はさっと茹でてあげると良いですね。
犬が食べられる魚の2つ目のさけは、rーリノレン酸を多く含むため、皮膚や被毛の健康に役立ちます。白身魚と比較するとカロリーが高めな点には注意が必要。
白身魚のたい、たらは安心して犬に与えられる食材です。たいは高たんぱく、低脂肪で消化もよく、ヘルシーで与えやすいですね。
たらはあっさりして低脂肪で、ビタミンDが多く含まれており、カルシウムの吸収を促進してくれますよ。
犬が食べられる魚を与える場合は、塩分過多になるため、塩を振ったりしないよう気を付けてくださいね。
ここまで、犬が食べてはいけない魚、食べられる魚について解説してきましたが、いったいいつ頃からワンちゃんに魚をあげてもよいのでしょうか。次にお伝えします。
いつから愛犬に魚をあげてもいい?
愛犬に魚をあげるのは、手作りご飯を与えられる生後4~5か月頃から可能です。ですが、生後4~5か月だと成犬の半分程度の大きさで、まだまだ成長途中。
手作りご飯だと栄養管理が難しく、成長に必要なカロリーや栄養が不足する可能性があるので、成犬になるまでは子犬用ドッグフードを与えて、トッピング程度で魚をあげるのがおすすめです。
愛犬におすすめの魚を使ったレシピ
愛犬におすすめの魚を使ったレシピをいくつかご紹介しますね。
1.白身魚のレシピ
①たらとたまごのお粥
たらの骨を取り、身をほぐしてご飯と一緒に煮ます。たらに火が通ったら、キャベツなどの葉物野菜を入れ、溶き卵を入れて完成。
②たらとカリフラワーのスープ
じゃがいもとカリフラワーを小さく切り、炒めてから水を加えて煮込み、骨を取ったたらを加えて日が通るまで煮る。
2.刺身を茹でるレシピ
刺身が余ったときには、小さく切って、茹でて与えましょう。ミンチボールにすると、使いやすくなりますよ。
ミンチボールの作り方
1.刺身を包丁で叩く
2.シソを少量加えて、食べやすい大きさに丸める
3.冷凍で1か月程度保存可能
食べるときは茹でてスープに入れたり、トッピングにしたりできます。
3.まぐろのレシピ
①まぐろのミネストローネ
1.まぐろと野菜(ニンジン、ジャガイモ、キャベツ、小松菜、トマト)を食べやすい大きさに切る。
2.野菜と水に入れて煮込み、火が通ったらまぐろを入れて一煮立ちさせる
②まぐろハンバーグ
1.まぐろをミンチにし、おから、卵、すりおろしたれんこんを加えてこねる
2.食べやすい大きさに成形し、焼く
愛犬のための魚を使ったレシピをお伝えしてきましたが、正直魚の調理って面倒ですよね。
私も愛犬の健康のために、魚をトッピングしたり、頑張って何回か手作りしてみたんですが、めんどくさくて長続きしませんでした。
ですが、被毛や皮膚のケア、涙やけにも魚のDHA、EPAを積極的に摂らせたいと思い、魚を使ったドッグフードを与えるようにしています。
普段のドッグフードを時々魚のドッグフードに変えるとフードローテーションもできますし、簡単に魚の栄養を摂らせることができます。
魚は値段も高いので、ドッグフードを利用した方が簡単でコスパも良いですし(笑)
私が愛用している魚のドッグフードは金虎おさかな です。
焼津で水揚げされたばかりの新鮮なお魚をすぐに加工しているため、愛犬も美味しそうにガリガリ食いつくんですよ!
肉類を使用していないため、ドッグフード特有の香りが苦手な飼い主さんにもぴったりです。
アレルギーになりやすい原材料を使わないグレインフリーで、食べさせているうちに涙やけが改善し、毛並みがフワフワになってくるので愛犬を見るのが嬉しくなるんですよ。
お魚の調理が面倒だけど、魚の栄養を摂らせたいときには是非金虎おさかなを利用してみてくださいね!
愛犬が焼き魚を食べたときの対処法
魚は愛犬に積極的に与えたいですが、間違って愛犬が焼き魚を食べてしまったときは焦りますよね。そんなときの対処法をお伝えします。
愛犬が焼き魚を食べてしまったとき、まず注意したいのは喉や食道に魚の骨が刺さっていないかどうかです。
魚の骨が刺さったときの症状
- 多量のよだれ
- 喉を掻きむしる
- 短い咳を何度もして吐き出そうとする
- 呼吸の乱れ
- 鳴き続ける
明らかに普段と違う様子があれば、動物病院を受診しましょう。大きい魚の骨であればレントゲンで見つかる可能性もあります。
焼き魚を食べても、特にいつもと変わった様子がなければ急いで受診する必要はありません。
ただ、干物など塩分の多い焼き魚だった場合は塩分の過剰摂取が心配です。
排出を促すよう、できるだけ水分を摂らせてあげましょう。
愛犬が水分を摂りたがらない場合や大量の塩分を摂取していた場合は受診しましょう。過剰な塩分の排出を促す点滴や入院の可能性もあるため、心配な場合は問合せするとよいですよ。
我が家の愛犬は、さんまの焼き魚をテーブルからパクっと食べてしまい、焦ったことが。
幸い塩も振っておらず、食べやすいように骨を取ってあったため、喉に骨が引っかかる様子もなく、念のため水分を多めに飲ませるだけで別状は無かったのですが、翌日まで心配で仕方ありませんでした。
友人は大型犬を飼っているのですが、グリルに入れておいた焼き魚が勝手に食べられてしまったそうです。
焼き魚はふわーっといい香りがするので、ワンちゃんもつい我慢できなくなってしまうのかも。くれぐれも気をつけましょうね。
愛犬が食べてはいけない魚に関するQ&A
愛犬が食べてはいけない魚に関するQ&Aをお伝えします。
1.犬に魚アレルギーはある?
犬の食物アレルギーの原因として、牛肉、鶏肉、卵など肉類が多いため、魚は比較的アレルギーが起こりにくい食材とされています。
ただサーモンがダメなワンちゃんもおり、個体差があるため、うんちの状態や皮膚のかゆみ、涙やけなどを確認しながら与えるようにしてください。
2..愛犬に刺身をあげるときは茹でる?
愛犬に刺身をあげるときは、さっと茹でた方が安心です。
刺身は寄生虫や食中毒の可能性があるため、加熱調理して与えましょう。
愛犬が食べてはいけない魚ーまとめ
犬が食べてはいけない魚はいかやたこ、えび、かに、うにやかきなど多岐にわたります。
食べられる魚であっても、脂分や塩分、骨が多いものには注意が必要。
魚には犬にとっての栄養が豊富ですが、骨を取ったり加熱したり、与え方に気をつけましょう。
生後4~5か月程度になれば、魚を食べさせることは可能ですが、成犬になるまではより栄養が必要な状態なので、完全な手作りご飯は避けた方がよいでしょう。
愛犬におすすめの魚のレシピは、まぐろのミネストローネ、たらと卵のお粥など。
魚を食べさせてあげたいけれど、調理が大変、価格が高いといった部分が気になるのであれば、おさかなのドッグフードを食べさせるのもよいでしょう。
おすすめは焼津漁港で水揚げしたばかりの魚をふんだんに使った金虎おさかなです。
食いつきも抜群で、食べさせているうちに涙やけや毛並みも改善されるため、ぜひ一度試してみてくださいね。
愛犬が食べてはいけないものとしては、合成添加物が多いドッグフードにも注意が必要です。よろしければ参考になさってください。