犬の歯ブラシは人間用で代用しても大丈夫なのか、お悩みのあなたへ。
私も犬用の歯ブラシは高価なので、頻繁に買うのはもったいないと思い、悩んでいましたが、人間用と犬用の歯ブラシには大きな違いはないため、代用しても大丈夫だとわかりました。
ただ人間用の歯ブラシは何でも良いわけではなく、選び方や注意することをしっておかないと大事な愛犬を危険にさらすことになってしまうんです。
当記事では、犬の歯ブラシは人間用でも大丈夫な理由の詳細から選び方、注意点やおすすめの製品、さらに便利な歯ブラシまでお伝えします!
犬の歯ブラシは人間用でも大丈夫!犬用と人間用歯ブラシの違いを解説
犬の歯ブラシは、一般的には犬用の専用品が販売されていますが、実は人間用の歯ブラシでも使用することができます。
犬用と人間用の歯ブラシの違いは、サイズや形状です。
犬用の歯ブラシは、犬の歯や歯茎に合わせて特別に設計されているため、犬用の歯ブラシは犬の口に適したサイズや形状になっています。
一方、人間用の歯ブラシは、犬とは形状や配置が異なる人間に合わせたデザインになっているため、犬用の歯ブラシよりも大きい形状がほとんどです。
人間用の歯ブラシは犬用と違って、手に入りやすく、価格も安いため、すぐに買い替えてあげられるのも魅力ですよね。
犬用歯ブラシは選択肢が少ないため、合うものが見つからないワンちゃんにもぴったりです。
では、どのような人間用の歯ブラシがワンちゃんには使いやすいのでしょうか。
次に、人間用の歯ブラシでワンちゃんにおすすめなタイプをお伝えします。
犬の歯ブラシの選び方とおすすめを解説!子供用がぴったり
犬の歯ブラシを選ぶときは3つのポイントがあります。
人間用の歯ブラシを愛犬に選ぶときのポイントは次の3点です。
- 毛の柔らかさ
- ヘッドの小ささ
- 柄の細さ
1つ目の毛の柔らかさですが、歯垢除去効果や歯肉マッサージ効果を考えると、普通~やわらかを選ぶとよいでしょう。
歯ブラシを選ぶポイント2つ目のヘッドの小ささですが、大きすぎると口や歯にひっかかってワンちゃん痛がったり、動かしにくかったりするので、小さいヘッドがおすすめです。
歯ブラシを選ぶポイント3つ目として、柄の細さがあります。
柄が太すぎるとワンちゃんの口にひっかかり、嫌がる原因になるため、細めがよいでしょう。
また、柄の長さは長すぎても短すぎても磨きにくいため、愛犬の体格に合ったものを選んでくださいね。
以上の歯ブラシの選び方を考えると、人間用の歯ブラシはヘッドが小さく、毛が柔らかい子供用が適しています。
ただ最近は大人用の歯ブラシでも、ヘッドが小さいものが販売されていますよね。
最近は大人用でも、ヘッドが小さく、毛がやわらかめの歯ブラシが販売されているので、そういった歯ブラシを選んでも構いません。
市販の歯ブラシで探した中では、ライオンのクリニカ極薄ヘッド・超コンパクトが犬にぴったりですよ。
ヘッドが子供用よりも小さくて、先端が小さくなったテーパード型なので、ワンちゃんのお口にちょうど良い大きさです。
もし毛が少し長いようでしたら、ハサミで短く切って使うとさらに使いやすくなりますよ。
ここまで人間用歯ブラシを犬に代用する方法をお伝えしてきましたが、間違った方法で犬の歯ブラシをしていると、せっかく頑張っても努力が報われません。
次に、正しい犬の歯ブラシのやり方をお伝えしますね。
犬の歯ブラシのやり方
準備するもの
- 歯ブラシ
- 歯磨きシートorガーゼ
- ぬるま湯
犬の歯ブラシのやり方
- 口のまわりから口の中を触るのに慣れてもらう
- 歯磨きシートorガーゼで歯をこする
- 歯ブラシに慣れてもらう
- 歯ブラシで外側を磨く
- 歯ブラシで内側を磨く
まず最初に、犬に歯磨きを行う前に、犬がリラックスしている状態にすることが大切です。少しずつ慣れさせるために、最初はブラシを使わずに指先で歯茎をマッサージするなど、優しく口内を触ることから始めましょう。
口の周り、口の中と少しずつ慣れてきたら、歯磨きシートや濡らしたガーゼで優しく歯をこすってみます。
次は歯ブラシの出番ですが、まずは歯ブラシを口の中に入れることから始め、歯ブラシで外側、慣れたら内側の順に磨いていきます。
ブラシを45度の角度で歯に対して当てると、歯の表面や歯茎の境目の汚れを落としやすくなりますよ。
時間と慣れが必要なので、徐々に時間を延ばしていきます。
最初は嫌がるワンちゃんの方が多いですが、根気よく毎日少しずつ慣らしていきましょう。
我が家の愛犬は食べるのが大好きなので、始める前と終わった後におやつをあげるとすぐに慣れてくれました。
今では、歯磨きジェルを見せると嬉しそうに待ってくれるほどに。
歯磨きに慣れた愛犬でも、機嫌が悪いときは嫌そうに鼻をヒクヒクさせるので、体調に合わせて無理強いしないのも大事ですよ。
犬が歯磨きに慣れないうちは、使いやすい便利な歯ブラシを使うのも一つの手です。指にはめるだけの歯ブラシや360度ブラシになっているシグワンという製品もあるので、使い方をご紹介しますね。
犬用指サックや360℃型の歯ブラシ(シグワン)のやり方も解説
犬の歯磨きには、犬用の指サックや360℃型の歯ブラシであるシグワンが便利です。ここでは、これらのアイテムの使い方について解説します。
1.犬用歯磨き指サックの使い方
指サックは柔らかい素材でできているため、犬の口腔内を傷つけずに歯垢や歯石を除去することができます。
- 指サックを軽く濡らして、犬用の歯磨きペーストをつける
- やさしく歯茎や歯の表面を円を描くようにマッサージする
歯磨きシートからステップアップするときには、指サックタイプは便利です。小回りが利くので、ワンちゃんが嫌がらずに歯磨きできますよ。
2.360℃型の歯ブラシ(シグワン)の使い方
シグワンは、360℃にブラシが配置されている特殊な形状の歯ブラシです。
- シグワンのブラシ部分に犬用の歯磨きペーストをつける
- シグワンを犬の歯に当て、横磨きでブラッシング
シグワンは0.05mmの超極細毛を採用しているため、優しく汚れを掻き出してくれますよ。
歯ブラシだと45度を意識して磨くのが難しいワンちゃんには使いやすく、歯磨きが苦にならないので、ぜひ試してみて欲しいです。
便利な歯ブラシを駆使しても、どうしてもワンちゃんが嫌がったり噛んだりする場合もありますよね。そんなときの対処法をお伝えします。
犬が歯ブラシを嫌がる!噛むときはどうする?
まず最初に、犬が歯ブラシを嫌がる理由を考えてみましょう。歯ブラシが硬くて痛い、嫌な味がする、喉に違和感があるなど、様々な要因が考えられます。
そこで、以下の3つの対策を試してみてください。
- 歯磨きペーストを変える
- 徐々に慣らす
- 褒めてご褒美をあげる
犬が嫌がる歯磨きペーストの味や香りを変えると、犬にとって好ましい味や匂いのため、歯ブラシを噛むことが減る可能性があります。
犬にとって初めての歯磨きは戸惑いを引き起こすことがあるため、徐々に慣らしていくことが重要です。
歯磨きの後にはおやつや褒め言葉を与えることで、犬にとって歯磨きが楽しい経験となるように気をつけてあげましょう。
我が家の愛犬は、ご飯の時間が近いときや引っ張りっこで興奮しているときは気が立つようで、歯磨きをものすごく嫌がります。
そのため、散歩後やリラックスしてグデーっとしているときに歯磨きするようにしていますよ。
ワンちゃんの歯磨きには、お気に入りの歯磨きジェルをつけたりするのも効果的です。
ただ、歯磨き用ジェルを選ぶとき、人間用のものを選んではいけません。ご存じの方も多いかもしれませんが、人間用歯磨き粉は犬にとって良くない理由を解説します。
犬の歯磨き粉が人間用と同じではダメな理由を解説
人間用の歯磨き粉を犬に使えない理由として、キシリトールが入っている製品が多いことがあげられます。
キシリトールは、インスリンを出す力がとても強いため、急激に血糖が低下して、最悪の場合死亡する可能性もあるんです。
また、人間の歯磨き粉は吐き出すことを前提に作られているため、香料、香味料、発泡剤などの添加物が含まれています。
犬はこれらの成分をすぐに飲み込んでしまうため、絶対に人間用の歯磨き粉を犬に代用するのはやめましょう。
犬の歯磨きには、犬専用のジェルを使うのがおすすめです。
歯磨きだけよりも歯垢除去効果がアップするだけでなく、食いつきも考えられた製品であれば、歯磨きを喜ぶようになるんですよ。
私のおすすめはドクターデンタルワンです。
私はライオンなどの市販の歯磨きジェルも試したのですが、ドクターデンタルワンが一番愛犬が喜んでくれました。
犬は歯垢が3~5日ほどで歯石に変わってしまうため、歯磨きが大事ですが、分かっていても忙しくて歯磨きの間隔が空いてしまうことってありますよね。
そんなときでもドクターデンタルワンは舐めるだけでケアできるので、「今日も歯磨きできなかった」という罪悪感も減るんです。
市販のものに比べると価格は高いんですが、使っていると口臭も気にならず、歯石も付かないので、是非ドクターデンタルワンを毎日の歯磨きに取り入れて見てください。
公式サイトから申し込むと、もしワンちゃんに合わなかったときでも20日間返金保証がついているので安心して頼めます。
犬の歯ブラシに関するQ&A
犬の歯ブラシに関するQ&Aをお伝えします。
1.犬の歯ブラシはいつから?
犬の歯磨きはできるだけ早い段階から始めることが望ましいです。最適な時期は、犬が乳歯から永久歯への生え変わりをする3〜4ヶ月ごろです。
早期に歯ブラシを導入することで、犬は歯磨きの習慣に慣れ、口腔健康を維持することができます。
2.犬の歯ブラシの頻度はどれくらい?
犬の歯ブラシは週に数回行うことが推奨されます。歯垢が歯石になるまで3~5日間敷かないので、歯垢や歯石の蓄積を予防するためには、一日おきに歯磨きを行うことが理想的です。
便利な歯磨きグッズを利用して、忙しいときでもワンちゃんの口のケアをできるようにしてあげましょう。
3.犬の歯ブラシはおもちゃだけでも良い?
おもちゃを噛んだりかみついたりすることは犬の咬合力や咀嚼のトレーニングになりますが、それだけでは歯の表面の汚れや歯垢、歯石を十分に除去することはできません。
歯ブラシの使用は、犬の歯磨きを徹底的に行うために欠かせません。
4.犬が人間用の歯磨き粉を舐めた!どうしたら良い?
犬が人間用の歯磨き粉を舐めた場合は、人間用の歯磨き粉には犬に有害な成分や香料が含まれている可能性がありますので、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
5.犬が歯ブラシを食べた!どうしたら良い?
犬が歯ブラシを誤って飲み込んだ場合は、速やかに獣医師に連絡しましょう。
飲み込んだ歯ブラシのサイズによっては消化できずに消化器官に損傷を与える可能性があり、早期の対応が重要です。
犬の歯ブラシは人間用でも大丈夫ーまとめ
犬の歯ブラシは人間用でも大丈夫ですが、代用する場合には、ヘッドや柄、毛の柔らかさなど、犬に適したサイズや性質のものを選びましょう。
市販の歯ブラシで犬用におすすめなのは、ライオンのクリニカ極薄ヘッド・超コンパクトです。毛の長さを短くカットすると、さらに使いやすくなりますよ。
歯磨きは少しずつ慣れていくと嫌がることがありません。口に触り、シートで拭き、歯磨きを使うというようにステップアップしていきましょう。
犬の歯磨き粉は人間用のものだとキシリトールや添加物が入っているため代用できません。犬専用の歯磨きジェルを利用すると、さらに歯磨きを喜んでくれるようになりますよ。
おすすめはドクターデンタルワンです。
かなりの食いつき、歯垢除去効果があるため、忙しくてもお口のケアができる優れモノなので、一度試してみてくださいね。
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