犬のグレインフリーにはデメリットが3つ!メリットや合わない犬、ドッグフードの選び方やおすすめ3選まで解説

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愛犬にはグレインフリーのドッグフードを選んだ方が良いのか、お悩みのあなたへ。

ネット上では、グレインフリーでないとダメ!という記事が多く、私も以前は絶対にグレインフリーでないとダメだと思っていたのですが、それは間違った思い込みだったのです。

グレインフリーには病気のリスクなどのデメリットもあるため、本当に愛犬にはグレインフリーが必要かを判断することが重要。

当記事では、犬にとってのグレインフリーのデメリット、メリットから合わない犬とは、グレインフリードッグフードを選ぶポイント、おすすめ3選までお伝えします。

グレインフリーとは?

グレイン(grain)は穀物を意味し、グレインフリーとは、食品に穀物(例:小麦、米、トウモロコシ)を含まないことを意味します。

穀物にはイネ科の禾穀(かこく)類、マメ科の菽穀(しゅくこく)類、蕎麦やキヌアなどの疑穀類がありますが、ドッグフードでは、イネ科の穀類が含まれていないものをグレインフリーと言います。

グレインフリーを調べると、グレインフリーを謳っているのに、マメ類が使用されているドッグフードの表記を不思議に思ったことはないでしょうか?

英語圏ではgrain(穀物)とbeans(豆類)は別物として扱われるため、グレインフリーのドッグフードではマメ類を多く使用しているものが多いのです。

「グレインフリーとは、米、麦、トウモロコシを使わない」と覚えておくと混乱しません。

ここまでグレインフリーの定義を見てきましたが、次にグレインフリーのメリット、デメリットをお伝えしますね。

グレインフリーのメリットは3つ

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グレインフリーのメリットはアレルギー対応、血糖値上昇の抑制、かさ増しされていないことの3点です。

グレインフリー1つ目のメリットはアレルギー対応が可能な点です。

 穀物アレルギーを持つ犬にとって、グレインフリーの食品は穀物を避けるために適しています。

ただ、穀物の中でアレルギーになりやすいのは小麦13%で、トウモロコシは4%となっています。グレインフリーのドッグフードで使用される大豆のアレルギー発生率は6%のため、グレインフリーだからといってアレルギーにすべて対応できるわけではないことに注意が必要です。

参考:【食物アレルギー】シリーズ2:犬と猫で皮膚食物有害反応を起こしやすい食材とは?

2つ目のメリットとして、血糖値上昇の抑制があります。

穀物は炭水化物として体内で分解され、血糖値が上昇しますが、グレインフリーだと消化が緩やかになり血糖値の急上昇を抑えられます。

結果として肥満防止にもつながるため、体重を気にするワンちゃんにも食べさせやすいのがメリットと言えるでしょう。

3つ目のメリットとしてかさ増しの心配がないことがあげられます。

安価なドッグフードだと、原材料表示の最初に小麦など穀物が書かれているものが多いのですが、原材料は多いものから表示する義務があります。

安く仕上げるため、質の悪い穀物を大量に使用しており、本来必要なたんぱく質が少ないフードになっているのです。

グレインフリーだと穀物を使用しないため、必然的に動物性たんぱく質が豊富になり、かさ増しで愛犬の健康を害することがない安心感がメリットですね。

ここまで、グレインフリーのメリットをお伝えしてきましたが、グレインフリーにはメリットもあります。次にデメリットを解説します。

グレインフリーのデメリット3つ

グレインフリーのデメリットは主に3つです。

1.穀物の不足による影響

 穀物には食物繊維が豊富で、ゆっくりと吸収されて腸内環境を整えてくれる働きがあります。特に玄米や大麦には食物繊維の含有量が多いだけでなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素もたっぷり含まれています。

グレインフリーのドッグフードだと、他の食物で腸の健康をサポートする必要がでてくるのです。

また、グレインフリーのドッグフードでは、穀物の代用としてエンドウ豆やグリーンピースといった豆類が使用されています。

豆類は食物繊維を多く含み、体に良いイメージがありますが、実は違います。

豆類に多く含まれるレクチン、サポニン、フィチン酸という成分は胃腸や肝臓に負担をかけるため、肝臓病のリスクが高いとされているのです。

グレインよりも豆類の方が犬にとって毒だとするサイトもあるくらいです。

2.病気リスクの可能性

たんぱく質はアミノ酸に分解され、肝臓でエネルギーに変換して、老廃物を腎臓でろ過します。

グレインフリーのドッグフードはたんぱく質の割合が多いため、腎臓や肝臓への負担が大きくなる可能性があるのです。

また、グレインフリーのドッグフードを食べている犬は拡張型心筋症になりやすい可能性があるとFDA(アメリカの食品医薬品局)が発表しており、病気のリスクがあることも示唆されています。

健康な犬では気になりませんが、腎臓の数値が高めだったり高齢だったりするとグレインフリーが必ず良いとは言い切れないでしょう。

また、グレインの代用としてポテトやタピオカが使用されていると、血糖値が上がりやすく、肥満や糖尿病の原因になる可能性もあるため、原材料を飼い主さんが見極める必要があるのです。

3.高額になりやすい

グレインフリーのドッグフードは、穀物でのかさ増しができないため、肉や魚といった動物性たんぱく質が豊富に使用されています。

穀物の栄養素を補うため、野菜や果物といった食材を多様に使うこともあり、どうしても高額になりやすいのがデメリットと言えるでしょう。

小型犬で食べる量が少なければ良いですが、中型犬~大型犬になると家計の負担が増えてしまいます。

ここまでグレインフリーのデメリットをお伝えしましたが、グレインフリーのドッグフードを選ぶかどうかは、愛犬の長期的な健康リスクも考えた上で決めた方がよいでしょう。

グレインフリーのデメリットを踏まえたうえで、グレインフリーが合う犬、合わない犬を解説していきます。

グレインフリーが合う犬・合わない犬

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グレインフリーが合う犬、合わない犬の違いについて解説しますね。

1.グレインフリーが合う犬

グレインフリーが合う犬は、穀物アレルギーを持つ犬です。

穀物アレルギーがはっきりしている場合、グレインフリーのドッグフードは穀物を避けるために適しています。

また、どの穀物にアレルギーがあるか分からない場合、グレインフリーだと安心して愛犬が食べられますよね。

2.グレインフリーが合わない犬

グレインフリーが合わない犬は次の場合です。

  1. 穀物アレルギーがない犬
  2. 心臓病や腎臓、肝臓リスクを持つ犬
  3. 特別な栄養を必要とする犬

穀物アレルギーがない犬にとって、あえてグレインフリーのドッグフードを選ぶ必要はありません。小麦グルテンはアレルギーの原因になりやすいため、アレルギー予防を考えるのであれば、小麦グルテンフリーにしておく程度で問題ないでしょう。

また、穀物の代用としてポテト、豆類などが使用されますが、それらのアレルギーがある場合、原材料のチェックが必要になります。

グレインフリーが合わない犬の2つ目として、心臓や肝臓、腎臓リスクがある犬があげられます。

最近の研究によれば、一部のグレインフリーの食品は心臓病のリスクを増加させる可能性があるとされています。

グレインフリーのドッグフードは高たんぱく質のため、肝臓や腎臓に負担が大きく、数値が心配な場合、高齢の犬には合わないと言えるでしょう。

グレインフリーが合わない犬の3つ目として、特別な栄養を必要とする犬があります。

グレインフリーの食品は穀物を含まないため、食物繊維など穀物に含まれる特定の栄養素が不足する可能性があります。

成長期の子犬や妊娠中の犬、高い活動レベルを持つ犬など、特別な栄養ニーズを持つ場合は、栄養バランスに気を配った食事を選ぶ方がよいですね。

ここまで、グレインフリーが合う犬、合わない犬について解説してきましたが、グレイングリーのドッグフードを選ぶときはどのようにしたら良いのでしょうか。

次にお伝えします。

グレインフリードッグフードの選び方のポイント

グレインフリーのドッグフードを選ぶポイントは3つです。

  1. 良質な原材料
  2. 栄養バランスが良いフードを選ぶ
  3. 価格のバランスが良い

グレインフリーだからと言って、良質なたんぱく質が使用されているとは限りません。グレインフリーを謳っているだけで、〇〇ミール、〇〇副産物といった原価が安く出どころがハッキリわからない原材料を使用しているフードもあります。

SNSでは、成分表示で「肉類の次に糖類と書いてあるドッグフードを見た」ことがある人もいて、あまりの不明瞭さにゾッとしますよね。

ワンちゃんの健康に気づかってグレインフリーを選びたいのに、何が使ってあるか分からない原材料、添加物が入っていては本末転倒です。

原材料の出どころがハッキリわかるドッグフードを選びましょう。

また、穀物の代用が多すぎると栄養バランスが偏りますし、豆類やポテトによる悪影響が心配です。

たんぱく質の内容は動物性なのか、植物性なのか、%提示までわかるフードが安心です。

グレインフリーだと不足しがちな食物繊維、腸内サポート成分が多く、増えがちな脂肪が少ないものを選ぶとよいでしょう。

選び方のポイント3つ目として、価格のバランスが良いことも大事。

ドッグフードの価格は1kgあたり約900円~約9000円と選択肢が広いですが、コロコロフードを変えるとワンちゃんの消化器官の負担になるため、長く続けられる価格帯のフードを選びましょう。

市販から通販まで197種類のドッグフードを調べたところ、良質な原材料で、1kg2,000円~3,000円のドッグフードであれば適性価格だと判断できます。品質以上に高額なドッグフードもあり、注意が必要ですよ。

ここまでグレインフリードッグフードの選び方を解説してきましたが、次におすすめ3選をご紹介します。

グレインフリーのドッグフードおすすめ3選

基準を満たすグレインフリーのドッグフードおすすめ3選をご紹介します。

選んだ基準

  1. 良質な原材料
  2. 栄養バランスが良い
  3. 1kg当たり2000円~3000円のコスパ

1.モグワン

モグワンは人間が食べられる品質の肉、魚、野菜、果物をふんだんに使用し、たんぱく質27%、脂質10%と栄養バランスが良いドッグフードです。

動物性たんぱく質が50%以上使用されている事が明記されており、豆類の偏りも心配ないため、安心。

1kg当たり2615円、定期購入の最大20%オフで2092円/kgになるため、品質の割にコスパが抜群です。

累計350万個販売されている大人気商品で、愛犬も食いつきも良く涙やけや被毛ケアもできるため、迷ったときにはモグワンがおすすめですよ。

2.ウィリアム

ウィリアムはグレインフリーの目的が「高GI食品を避けるため」と明確なドッグフードです。

愛犬の健康を考えて鶏肉を58%使用し、さらに41種類の食材をこだわり抜いて作られているため、原材料の質も栄養バランスもバッチリです。

給餌量も避妊去勢済み、未避妊去勢と簡単に調整できるよう表示されており、愛犬のことを第一に考えている姿勢が伝わるところも〇。

1kg当たり2627円とコスパもバッチリで、ワンちゃんにはこだわりのフードを食べさせてあげたい方におすすめです。

3.アカナ

アカナは動物性原材料の%まで細かく記載されており、産地にもこだわったドッグフードです。

果物や野菜も低GI値のものをふんだんに使用し、栄養バランスも考えられています。

アカナはネット通販や正規代理店で販売されていますが、楽天の価格を参考にした場合、1kg当たり2085円に。

生産地の地元で取れた食材で、愛犬の食いつきもバッチリなので、一度試してみてください。

栄養も価格もバランスの良いドッグフードを与えたい方はモグワン

こだわりのドッグフードを与えたい方はウィリアム

原材料や成分を細かく知りたい方はアカナ

犬のグレインフリーに関するQ&A

犬にとってのグレインフリーに関するQ&Aを解説します。

1.グレインフリーとグルテンフリーの違いって?

グレインフリーは食品に小麦、米、トウモロコシなどの穀物を含まないことです。

グルテンフリーは小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれるグルテンを含まないことを指します。

グルテンフリーの場合は、米やトウモロコシは含まれるため注意しましょう。

2.グレインフリーのドッグフードは涙やけに効果ある?

穀物アレルギーで涙やけになっていた場合は、グレインフリーのドッグフードにすることで効果が感じられるでしょう。

グレインフリーだけでなく、オメガ3、オメガ6脂肪酸や腸内サポート成分が含まれるドッグフードがおすすめです。

犬のグレインフリーのデメリットーまとめ

グレインとは穀物のことで、穀物を含まないものをグレインフリーと言います。

グレインフリーのメリットは、アレルギー対応、血糖値上昇の抑制、かさ増しされていないことの3点。

デメリットは穀物不足の影響、病気リスクの可能性、高額になりやすいことの3点です。

穀物アレルギーがない、病気のリスクがある、高齢、特別に栄養を必要とする犬などはグレインフリーが合わない犬といえるでしょう。

グレインフリーのデメリットを理解したうえで選ぶとしたら、良質な原材料で栄養と価格のバランスが優れたドッグフードのモグワン、ウィリアム、アカナがおすすめです。

何でもフレインフリーであればよいのではなく、愛犬への必要性を理解し、ぴったりのドッグフードを選んであげたいですよね!

栄養も価格もバランスの良いドッグフードを与えたい方はモグワン

こだわりのドッグフードを与えたい方はウィリアム

原材料や成分を細かく知りたい方はアカナ

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