愛犬の涙やけローションは手作りできる?ホウ酸と重曹だけで可能!作り方から容器の選び方、市販のローションおすすめまで解説

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愛犬の涙やけローションを手作りしたいとお悩みのあなたへ。

手作りの涙やけローションは危険ではないのかと迷っていませんか。

私も以前は手作りした涙やけローションは危険だと思っていましたが、それは思い込みであることが分かったのです。

なぜなら、効果を重視するならホウ酸、安心して使いたいなら重曹を使用し、濃度を守れば必要以上に危険はないからです。

ただ手作りのローションには手間がかかるというデメリットもあるので、面倒な場合は市販の涙やけローションを使うとよいでしょう。

当記事では、涙やけローションの手作り方法、注意点の詳細から市販のおすすめまでお伝えします!

愛犬の涙やけは手作りできる!手作りローションの注意点を解説

愛犬の涙やけローションはホウ酸か重曹で手作りすることが可能ですが、涙やけに対する効果がちょっと違うので、違いや効果を理解した上で使いましょう。

ホウ酸弱酸性で結膜嚢の洗浄、殺菌作用があり、涙やけの原因になる雑菌を殺菌・消毒する
重曹弱アルカリ性でタンパク質や脂分を分解、除去、消臭効果があり、雑菌の餌になるタンパク質や脂分を分解することで雑菌の繁殖を抑える

ホウ酸に比べて重曹の方が食品添加物として利用されることもあるため、安全性は高いと考えられます。ホウ酸水と重曹水の安全性、違いについてまとめます。

 安全性 注意点
ホウ酸使用濃度を守れば安全

塗布する周囲に怪我や傷がある場合は使用を控える
肌が弱い犬には刺激が強い場合がある

重曹食品添加物でもあり、高い殺菌、除菌作用はない
塩分が強いため、塩分制限している場合は注意
肌が弱い犬には刺激が強い場合がある
成分が残ると変色し悪化する場合があるため、しっかり拭き取る

ホウ酸と重曹を比較すると、ホウ酸の方が毒性が強い分、殺菌効果も強いですが、取扱いにも注意が必要ということになります。

より高い効果を求める方はホウ酸、効果よりも安全性を求める方は重曹を選ぶとよいでしょう。

次に、ホウ酸水と重曹水の作り方を解説します。

犬の涙やけローションの作り方&容器の選び方を解説

犬の涙やけローションであるホウ酸水、重曹水を作る際、注意が必要なのが容器です。

プラスチックのボトルだと煮沸消毒ができないため、耐熱ガラスの容器を使用しましょう。

 

 

100均だとプラスチックのボトルが多く、耐熱ガラスの素材は置いていないので、アロマショップや通販で購入すると簡単ですよ。

ホウ酸水、重曹水の作り方

ホウ酸水、重曹の作り方は、基本的には溶かすだけなので簡単ですよ!まず1つ目のホウ酸水の作り方から解説します。

1.ホウ酸水

準備するもの

 

  1. ホウ酸3g
  2. 精製水150ml
  3. ボトル(耐熱ガラス)
ホウ酸水の作り方

 

  1. ボトルを煮沸消毒する
  2. 精製水150mlを60℃まで温め、ホウ酸3gを溶かす
  3. 冷めたら密閉して冷蔵保存する
  4. コットンに湿らせて優しく拭き取る

ホウ酸は薬局で販売していますが、通販でも購入できるので買いに行く時間がない方でも大丈夫ですよ。

 

 

準備するものもシンプルで、作り方も簡単ですよね。ただ毒性のあるホウ酸を利用するため、注意点もあります。

注意点

 

  1. 安全のため、ホウ酸の濃度は2%以下にする。精製水150ml、ホウ酸3gで2%になる。
  2. 塗布する周囲に傷や怪我がある場合は使用を控える

次に2つ目の手作りローションである重曹水の作り方を解説します。

2.重曹水

準備するもの

 

  1. 食用重曹1.5g
  2. 精製水150ml
  3. ボトル(耐熱ガラス)
重曹水の作り方

 

  1. ボトルを煮沸消毒する
  2. 精製水150mlを60℃程度に温め、重曹1.5gを溶かす
  3. 冷めたら密閉して冷蔵保存する
  4. コットンに湿らせて優しく拭き取る
  5. お湯を含ませたコットンでしっかり拭き取る

ホウ酸水も重曹水も保存料が入っていないため、必ず冷蔵庫で保管して2週間以内に使い切るようにしましょう。

重曹水は成分が残ると変色し、かえって悪化する可能性があるため、しっかりと重曹水を拭き取る過程が必要なんですね。

ホウ酸水も重曹水も簡単に手作りできる涙やけ用ローションなので、気になっている方は一度試してみてくださいね。

涙やけをキレイにするにはローションを使用するのも大事ですが、その拭き取り方にも悪化を防ぐコツがあるんです。

次に、犬の涙やけの拭き方と悪化を防ぐコツをお伝えしますね。

愛犬の涙やけの拭き方

愛犬の涙やけの拭き方ですが、拭き取る方向に気をつけるとより涙やけ改善の効果がありますよ。

涙やけの拭き取り方

 

  1. コットンを軽くマズル(鼻先から口周辺)に押し当てる
  2. マズルから目頭に向け、軽く押し上げるように拭き取る
  3. 目ヤニを取る場合は、目頭からマズルに向かって軽くつまみながら取り除く

涙管のマッサージ効果、老廃物の排出促進効果があるため、方向に注意するとさらに涙やけ改善を目指せますよ。

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これだと、なんだかコットンで目を覆っているように見えますが…。

涙やけの黒い塊や目ヤニは、コットンをしっかり濡らさないと取るのに時間がかかり、ワンちゃんに嫌がられてしまうので、ケチらず使いましょう。

涙やけを拭き取る際には、注意点が2つあります。それは、コットンが眼球に触れないよう注意すること、コットンはローションでしっかり湿らせることです。

しっかりコットンが湿っていないとなかなかきれいにならず、ワンちゃんの負担になってしまいます。眼球の飛び出た犬種だと、ゴシゴシ拭いている間にうっかり触れないよう気をつけましょう。

ここまで犬の涙やけの拭き取り方をお伝えしてきましたが、私は現在犬の涙やけ用ローションは手作りではなく市販のものを愛用しています。

なぜなら、自分で作る手間や冷蔵、保管期限のチェックが面倒になってしまい、涙やけを拭くことすらサボりがちになってしまったからです…。

面倒なことが苦手な飼い主さんは、シュッとコットンにつけるだけでよい市販のローションの方がケアを継続できるかもしれません。

そこで、私の経験から安心して使用できる涙やけローションのおすすめをお伝えしますので、参考にしてみてください。

愛犬の涙やけローションおすすめ

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犬の涙やけ用ローションのおすすめはペットクールです。

ペットクールは自然水を電気分解して作られているため、「目に入ったらどうしよう」という心配がなく使えます。

しかも、涙やけの塊や周りの毛についた変色までコットンにしっかり取れるんです。

目ヤニだけでなく、全身に使えるため、特に全身が脂臭くなりやすい夏には重宝しますよ。

 

 

ロングセラー商品で詰め替え用も販売されているため、ずっと使えるのも嬉しいですよね。

本当は「涙やけローションおすすめランキング!」にしたかったんですが、目の近くで使うものなので、できるだけ余計な成分が入っておらず、かつ汚れも落ちるものを選ぶとペットクールしかご紹介できませんでした。

涙やけローションには色々な成分が入っているものも多く、実際に試してみると「目に入っても大丈夫か」心配ですし、愛犬も目を細めて嫌がっている感じがするんですよね。

そのため、私は成分が100%水のペットクールを使っています。よければ是非一度試してみてくださいね。

愛犬の涙やけに関するQ&A

愛犬の涙やけに関するQ&Aをお伝えします。

1.犬の涙やけにはワセリンが良いって本当?

涙やけが悪化すると眼周囲の皮膚炎を起こすことも。ワセリンは油分が多く水を弾くため、涙で毛が湿って炎症を起こすのを予防する効果が期待できます。

涙やけによる皮膚炎を予防するためにワセリンを塗布し、涙やけが改善したという方も。

ワセリン自体に殺菌効果はありませんが、赤ちゃんでも使用できる安全な保湿剤のため、涙やけをキレイに拭き取った後、ワセリンを塗布しておくと良いでしょう。

2.涙やけで茶色になった犬の毛を白くする方法はある?

涙やけで茶色になった犬の毛を白くする方法は、残念ながらありません。

キレイに拭き取るとともに、茶色くなった毛は短くカットして目立たないようにしてあげましょう。

変色を改善するローションなども販売されていますが、目や口に入らないよう、安全に配慮して使用する必要があります。

3.犬のよだれやけは重曹できれいになる?

犬のよだれやけはよだれや汚れによって起こる炎症で、毛が茶色くなってしまうことを言います。

重曹には殺菌、除菌効果はありませんが、タンパクや脂分の汚れをきれいにする効果があるため、よだれやけの悪化は予防できるでしょう。

元々茶色く変色してしまっている部分に関しては、残念ながら改善を期待するのは難しいと考えられます。

愛犬の涙やけローションの手作りーまとめ

犬の涙やけローションはホウ酸か重曹で手作りできます。ホウ酸は殺菌作用、重曹はタンパクや脂分を除去する作用と、涙やけに良い理由が違うため、違いを理解したうえで作るとよいですね。

ホウ酸、重曹ともに精製水に溶かすだけと簡単に作れますが、濃い濃度にすると目への刺激が強くなるため、注意しましょう。

もし手作りの涙やけローションの刺激や保管に不安があれば、天然成分の涙やけローションがおすすめです。

使った後の拭き取りや冷蔵保管の必要がないため、簡単に使えるのは市販のローションですね。

ご自身が使いやすいローションを選んで、ワンちゃんのこまめな涙やけケアをしてあげてください!

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