愛犬の歯石が気になっているあなたへ。
犬の歯石は家でもケアできるということをご存じでしたか?
私も最初は病院で麻酔をかけないと歯石のケアはできないと思い込んでいましたが、その思い込みは間違えていたのです。
なぜなら、自宅で歯石取りができる歯磨き粉やサプリ、ガム、スプレーなどがあり、程度の軽い歯石であれば、自宅でも愛犬の歯石をケアしてあげられるからです。
上記のように、できるだけワンちゃんの負担を少なく歯石ケアしたいのであれば、歯石取りグッズを上手に活用していくのがおすすめです。
当記事では、歯石取りが必要な理由から歯石取りができる歯磨き粉の効果、スプレーやサプリ、おやつなど様々なグッズのおすすめまでお伝えします!
愛犬の歯石取りが必要な理由
人間のように歯磨きができないワンちゃんは、食べ物のかすが口の中に残り、細菌が繁殖しやすい状態になっています。
成犬の約80%~90%が歯周病であるとも言われますが、歯周病・歯槽膿漏は放置すると糖尿病、肺炎、心臓病、腎臓病など命に関わる病気につながるため、予防が大事です。
歯石は表面がでこぼこしており、細菌がつきやすく歯周病の原因になるため、日々の歯磨きで予防し、歯石がついてしまったら歯石を除去する必要があるのです。
病院での歯石取りは麻酔をかけて行うため、ワンちゃんの負担が心配。できれば自宅のケアで何とか改善したいと思う飼い主さんが多いのではないでしょうか。
愛犬の歯石を溶かす歯磨き粉が販売されており、気になりますよね。歯石用歯磨きの効果、作用について解説します。
愛犬の歯石を溶かす歯磨き粉は効果ある?
愛犬の歯石を溶かす歯磨き粉として有名なのがリペアンです。リペアンを使用していたら、大きな歯石がポロっと取れたという口コミも見かけますよね。
リペアンに含まれている主成分として天然ゼオライトがあります。
ゼオライトは、多くのマイナスイオンをふくむ鉱物で、マイナスイオン同士が反発して簡単に歯石を落とす効果があるんです。
もともと有害物質を体外に排出するデトックス効果があるといわれるゼオライトは、消臭や細菌の除去にもぴったりで、ワンちゃんの歯石を取るのに適していると言えるでしょう。
リペアンは、パウダーと水を混ぜ合わせたペーストを歯に縫って浸透させ、爪やスケーラーなどを使用して歯石を取ります。
ブラッシングを嫌がる場合はうまく歯石が取れない場合もありますが、しっかりとブラッシングできるワンちゃんでは効果が高いですよ。
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うまくできるか心配な場合は、4回分のお試しから始めてみるとよいでしょう。
ブラッシングが苦手なワンちゃん、病院で麻酔をかけて歯石取りするほどひどくないワンちゃんは、便利な歯石取りグッズを使用してみるのも一つの手ですよね。
自宅でできる歯石取りにはジェルやふりかけ、サプリなど色々な種類のものがあるため、自宅でできる歯石取りグッズをご紹介します。
自宅でできる歯石取りグッズを紹介
自宅でできる歯石取りグッズにはジェル、ガム、スプレー、ふりかけなど色々な種類がありますよ。
1.歯石取りジェル
歯に対して密着するジェルは、手軽にワンちゃんのデンタルケアをしたい飼い主さんにぴったりです。
歯磨きよりもジェルを塗るだけの方が長く続けられるため、忙しくて歯磨きを続けられない方にもおすすめです。
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ワンちゃんに嫌がられないための食いつきを考慮し、国内で無添加処方で製造されているため、安心して使用できますよ。
ジェルタイプの歯石取りは、歯の病気への予防を目的に作られているため、毎日使い続けることで効果も期待できますね。
2.歯石取りガム・おやつ
デンタルケア成分が含まれた歯磨きガムは、噛み噛みするだけで歯石予防ができるのが嬉しいですよね。
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ビルバックは抗酸化作用のあるザクロエキスを配合し、歯にフィットする独自のZ字型で噛みやすさを追求したデンタルガムで、歯磨きのあとのご褒美にするのもおすすめですよ。
ワンちゃんが誤飲しないよう、体格に合わせて丸のみしない大きさや形状を選んであげましょう。
3.歯石除去スプレー
ワンちゃんのお口に直接スプレーするだけで歯の健康を保ってくれるスプレーは、使いやすく、種類も豊富なため選びやすいのも良いですよね。
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リデンタは口臭予防に天然素材のユッカシジゲラエキス、プロポリス抽出物などが配合されており、安心して使用できます。スプレーが苦手なワンちゃんであれば、手のひらにプッシュして舐めさせるやり方も。
口の中がさわやかな香りになり、使い続けると歯石も付きにくくなります。
歯石を柔らかくして、崩壊させる効果が期待できるため、動物病院で採用されているのも安心です。
4.歯石取りおもちゃ
おもちゃを噛むだけで、日常的な歯とお口のケアができるおもちゃは、歯ブラシが苦手なワンちゃんにぴったりです。
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コットンロープは綿でできているため、万が一噛んで飲み込んでもうんちに混ざって出てくるので心配ありません。ロープの編み込み部分に歯が引っかかるのが気持ち良いのか、我が家の愛犬は子犬の時期、ずっとカジカジしていました。
食べても大丈夫な素材でワンちゃんが気に入る形状を選んであげると、歯が綺麗になるだけでなく、ストレス解消にも役立ちますよ。
5.歯石取りサプリ・ふりかけ
ワンちゃんのお口の汚れ絵を吸着し、清潔を保ってくれる成分が配合されたサプリやふりかけは使いやすいのが魅力です。
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プロポリスや青パパイヤ、くま笹のような口臭ケア成分と腸内環境を整える水溶性食物繊維、酵素が配合されているため、お口の綺麗をキープできますよ。
愛犬が気に入るか心配な場合は約10日分のお試し用もあるので、是非一度試していただきたいと思います。
ふりかけとしてドッグフードにトッピングしたり、歯磨き粉のように歯ブラシにつけたり、使い方が簡単なので、長く続けやすいですよね。
6.歯石取りスケーラー
歯石を除去する器具であるスケーラーは、金属の棒に先端がカーブしており、カリカリと削って歯石を除去します。
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先端が刃物であり、口の中を切って怪我する可能性もあるため、じっとしていられないワンちゃんにはサプリやふりかけの方がおすすめです。
ここまで自宅でもできる歯石取りグッズを見てきました。簡単に続けられる方法で、毎日ケアしてあげたいものですが、自宅のケアでも改善しないほど歯石が付いてしまったら、動物病院で歯石取りを考えた方がよいでしょう。
ワンちゃんの歯石取りはどんなタイミングで行えばよいのか、何歳からできるのか、次で解説します。
愛犬の歯石取りは何歳から?タイミングは?
犬の場合、3歳以上の75%が歯周病になっていると言われるため、歯ぐき自体のトラブルはもっと前から起こっていることが多いでしょう。
歯が生え始めたら、年齢に関係なく歯石除去をおすすめする動物病院が多いです。
特にウェットフードはドライフードよりも口の中に残りやすいため、歯石がつきにやすくなります。
アメリカ動物病院福祉協会が2013年に定めたガイドラインでは、小型犬は1歳齢、大型犬では2歳齢で口腔内検査と口腔内清掃を行うことが推奨されています。
愛犬が1~2歳で口腔内検査を行い、必要であれば歯石取りを行うのが理想ですが、何ともない時にわざわざ動物病院に行くのをためらう方も多いですよね。
年齢に関係なく、歯石や口臭、歯肉の腫れが気になった段階で歯石取りを考えるとよいでしょう。
まとめ
ワンちゃんに歯石がつくと歯周病の原因になるため、自宅でのケアが欠かせません。
犬の歯石を溶かす歯磨き粉は主成分であるゼオライトの効果で歯石を溶かしてくれますが、ブラッシングが苦手なワンちゃんでは効果が出にくい場合も。
自宅で簡単に歯石ケアできるグッズとして、サプリやふりかけ、スプレー、ガム、おもちゃなど様々な種類が販売されています。自宅でケアしても、歯石がひどくなるようであればかかりつけの動物病院に相談してくださいね。
愛犬に合った歯石取りケアを続けて、長く元気でいられるようにしてあげましょう。